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ベルガモット探偵事務所②


かるてっとん

 リトル・モグの隠れた才能

   ベルガモット探偵事務所②

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「ところでベルガモットさん、探偵さんだって言ってたよね?なのにまだ、おトイレに入ってるだけだね、ごめんね。」

ここ何日も海外のミステリー小説を読み倒し、すっかりその探偵になったつもりで、朝からチョコレートなんか飲んだのがいけなかった。それも、部屋のあちこちに食べかけてあった板チョコを熱湯で溶かしたホットチョコレートもどきなんて。

「これで、おなかこわした探偵さんの感じ、ちょっとは出たかなあ?探偵さんかあ。探偵…といえば、探偵事務所があった方がいいよね。ベルガモットさんも、事務所欲しいよね?」

ベルガモット・ヤマザキは、1LDKの住居兼事務所を恨めしげに見回した。新しい年が明けようが、やっぱり勝手に部屋は生まれ替わりはしない。事務所と呼べる要素はどこにもなく、9割5分、生活臭ぷんぷんの独身男の部屋だ。

「ベルガモットさん、独身じゃイヤだった?でもさ、奥さんいる人は、部屋に落ちてるもの食べておなかこわしたりはしないと思うから、ここはガマンしてね。でも、奥さんの代わりに誰か欲しいよね?」

けだるい足取りでソファまで行くと、クッション面している洗濯物の塊を、もっとクッションっぽくまとめた。そして床に散らばったスポーツ紙を拾いながら、埃を追い出そうと窓を開ける。うんぐっ…、久しぶりの朝は、身を切るような寒さだ。
「あらー、あけましておめでとー!今日はずいぶん早いじゃないのぉ!」
窓の下の方から、ニット帽をかぶった小太りのおばちゃんが、ほうき片手に手を振っている。色白なのに顔だけが赤い、汗っかきの雪だるまみたいだ。だから、密かに“スノーマン”と呼んでいる。

「ベルガモットさん、小太りのおばちゃんじゃ、イヤだった?でも、世の中そんなもんだよ。そうそう美人さんとは出逢わないもん。それにこういうおばちゃんは、すごくやさしいよ、きっと。」

冬場でもこんな汗っかきなくせに、日光アレルギーで肌を露出できないからと、今年の夏もまたきっと長袖長ズボンをはいて顔を真っ赤にして過ごすんだろう。スノーマンに出会ってから、夏の体感温度が8度くらい暑く感じるようになったくらいだ。しかし、寒い冬に見るには調度いい風貌だ。
「起きてたなら言いなさいな。カケでいいわね?もう朝食っていうより昼食になっちゃうけど、持ってってあげるわぁ。今日は寒いから、早く窓閉めるのよぉ、ケンジちゃあん。」
一方的に話し終えたスノーマンは、ベルガモット・ヤマザキを“ケンジちゃん”と呼ぶ。スノーマンお気に入りの演歌歌手の若かりし頃に似ているかららしい。勝手にあだ名をつけているところは、お互い様ってわけだ。

「美人さんを前にかっこつけるより、自然でいられる人といた方がぜったいいいと思うよ、ボク。」

どわどわどわと、たわんだ外階段を踏み鳴らし、スノーマンが勢いよく玄関から飛び込んできた。ローテーブルの大量の文庫本を押しやって、湯気の立つかけ蕎麦の器を置くなり、流し台の洗い物に取りかかるやいなやしゃべり出した。
「ああん、たった二日会わないだけで、どうしてこんなに散らかっちゃうの、ぶふふ。もう、この台所ったら、インスタントもん買うくらいなら、いつでも食べに下りてらっしゃいな、んもう、水臭いんだからぁ。まあ、そこがケンジちゃんらしくていいんだけどね、ぶふふ。」
スノーマンは、年越し蕎麦のなんやかんやで昨夜までの二日間、働きづめだったはずなのに、実にアクティブな雪だるまだ。そうこうするうちに、スノーマンは洗濯物製クッションを抱えて、どわどわどわと階段を下りて消えた。

「スノーマンさん、恋人って感じにならなかったや。ごめんね。親戚のおばちゃんって感じでもないしなあ。どうしようかなあ…(ぐぅ~)。あ、おソバのこと書いてたらおなかすいちゃった!ボク、マダムんとこにごはん食べに行ってくるね。また、あとでね、ベルガモットさん。」


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ベルガモット探偵事務所①

かるてっとん

 リトル・モグの隠れた才能

  ベルガモット探偵事務所①

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「あー、あかん、なーんも浮かばへん。」

「ヤギ爺、何してるの?」


「おう、モグ、おったんか。今、ちょっと忙しいから、いい子にしとってな。」


「本を書いてるの?」


「そうや、そやから、ちょっと待っててな。」



ベルガモット・ヤマザキは、ご機嫌ななめやった。


「ベルガモット・ヤマザキって、だあれ?」


「頼むわ、モグ。今、考えてんねんて。」

今日は腹がゴロゴロ鳴りよる。もう5回もトイレに行っとるのに、まだ治らん。

「ベルガモットさん、おなか痛いの?」


「つかみや、つかみ。これから事件起きんねん。いや、起きひんやったっけ?」


「何も起きないの?ベルガモットさん、トイレ入るだけ?」


「んなわけあるかいな。一応、ベルガモットはんは探偵なんやで。まあ、事件は起きそうで起きひんのやけど…なんか起こさな。あー、あかん、頭ん中で、会うやつ会うやつにベルガモットはんが勝手に『犯人はお前や!』言いまくっとるわ、どないしょ。」


「ねえ、もっとおしゃれな感じにしてあげたら?」


「はあ?おしゃれて…?」


「ちょっと書いてみてもいい?」

ベルガモット・ヤマザキは、寂しげにドアを閉めた。あいかわらずドア越しに流れる水の音は、羨ましいくらいに勢いに満ちている。まだ10時にもならないというのに、もう5回もくだしている。よりによって今日は、すこぶる腹の調子が悪い日のようだ。

「な、なんやとー!なんや、なんで?なんで?」


「こっちのほうが、おしゃれじゃない?」


「おしゃれとかなんとかは、ええわ!もっと書いてみいや、ほれ、ほれ!」


「ベルガモットさんは、飲み物は何が好きなの?」


「そんなんなんでもええよ、玄米茶でもそば茶でも水でもええから、もっと書いてみい!」

脱水気味なのか、妙に喉が渇く。すっかり体力の失われた右手で、そば茶の缶に手を伸ばした。急須にお湯を注ぎながら、いつも通りこれにしておくんだったと、今更ながら後悔した。

「なんやねん、モグ!なんやねん!すごいやんか、本書けるで、ほんまに!」



「そうかなぁ?ヤギ爺のがひどすぎるだけだよ。」


「ちゃうちゃう、直感には自信あんねん。モグには書く才能あるで。よし、わかった、くれたるわ!ベルガモット・ヤマザキ、モグにくれたる。生かしたっとくれ!」


「ベルガモットのヤマザキさん、くれるの?…うれしいのかわかんないけど、ありがと。」


「ええよ、ええよ、活躍さしたって。ええやつやねん、ベルガモットの兄ちゃん、ええやつやで、保証する!せやから、ほれ、もっと書いたれ、書いたれ!」


「うん、じゃあ、ベルガモットさん、ちょうだいね。ボク、仲良くなれそうだから。」


「よっしゃ、ほな、ここ座り。しっかり書いたれや。ほな、がんばるんやで。ほなな~。」


「‥‥‥‥行っちゃった。ま、いっか。じゃあ、ベルガモットのヤマザキさん、よろしくね。」


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ヤギ爺の思いつき

  かるてっとん

  マダム・ジラフのサロンにて ~ヤギ爺の思いつき~

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「あらん、ヤギ爺、いらっしゃ~い。お久しぶりじゃなくって?」


「いやあ、マダム、堪忍なあ。ミスターからおもろい本教えてもろてな、なんや夢中で読んどったん。」


「あらまあ、飽きっぽいヤギ爺が読み切るなんて、そんなに面白いお話?」


「推理小説やったん。それもな、犯人側から書かれてん。なんや世の中、悪いことすんにも、いろんな理由あんねんなあ。ゴクッ、それにしてもこの紅茶、うまいなぁ、好きやわぁ。」


「あら、よかった。ベルガモットの紅茶よ。ヤギ爺のレパートリーに入れておくわね、うふふ。それはそうと、ヤギ爺はすーぐ何でも影響受けちゃうでしょ?そんな本を読んだなら、なんか悪いことでもしてみたくなっちゃったんじゃなくって?」


「いやいや、ようせんわ。だってな、最後の方にな、やっと警部はん出てきたんやけど、警察っちゅうんはたいしたもんやで。あんなんに目ぇつけられたらおしまいやし、胃にも心臓にもしんど過ぎるわ。」


「あらん、じゃあ今回は読んでおしまい?」


「いや、そりゃ読んどるうちにな、なんかこういうん、やってみたいなあ…なんて、そりゃ思うがな。」

「うふふ、そうこなくっちゃ。なにか犯罪やるわけじゃないとすると、今から警察は無理だから、探偵さん?」


「まさか、あんなんようせんわ!あんなぁ、探偵するんやなくて、探偵小説っちゅうんを書いてみよか思てん。」


「‥‥‥‥軽~い思いつきで、世の中の本書きさんを敵に回すような無謀なところ……嫌いじゃなくってよ。生みの苦しみなんて熟考力は、そもそもお持ちじゃないものねえ、うふふ。」


「本は勢いやで、きっと。みんな勢いで書いてるんちゃうん?せやからあんなおもろいんやろ、ちゃうか?」


「‥‥‥‥勘違いも甚だしいところ……そこも嫌いじゃなくってよ。でも、せっかちなヤギ爺に勢いついたら、1ページ目で事件起きて、2ページ目で犯人捕まる感じの本になりそうねぇ。」


「あかんかぁ、そりゃ、勢いあり過ぎやなぁ。ほな、ちぃ~っとも事件起きひん探偵小説はどやろ?」


世間では、それを廃業っていうと思うけど、うふふ、そんな展開の見通しがつかないお話は、かえって興味そそられるかもねえ?」


「ええ思うか?ええやろ?ええなあ、そうしよ、そうしよ、思い立ったが吉日や!」


「良いとはひとことも言ってないけれど、うふふ、ヤギ爺がやりたいならあたしはいつだって応援するわ、他人事ですもの、うふん。」


「ええねん、ええねん、たぶん。なんでもやってみるんが大事やろ、きっと。よっしゃ、主人公を考えな!主人公が決まれば勝手に動き出しよるで、たぶん。そういうもんやねん、きっと。ゴクッ。」


「たぶんだの、きっとだの、おおいに不安なのね、うふ。でも、いいんじゃなくって?今までだって何一つやりとげたことないんですもの、思いつくけどやりとげない…こそ、ヤギ爺の真骨頂だわ、あはん。で、イメージは浮かんできたかしらん?」


「ゴクッ、あー、ほんまうまい。‥‥‥‥ん?これや…、これやでマダム!なんやったっけ、このお茶?」


「ベルガモット?」


「そや、それや!ベルガモット…、ベルガモット…、ベルガモ…なんやかんやいうて、直感には自信あんねん!ベルガモット…・ヤマザキ…。!!ベルガモット・ヤマザキや!探偵の名前、ベルガモット・ヤマザキにするで!」


「なぜにヤマザキ…?」


「なんでもええねん、あかん、もう頭ん中でベルガモット・ヤマザキが動き出しよるわ!急いで書き留めな!ほな、マダム、ごちそうさんっ!」


タタタタタ…、バタン!


「あらら、飛び出してったわぁ、グッドラック~、うふふ。」


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おすすめの1冊(下)

 かるてっとん座談会

 おすすめの1冊(下)

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「待て待て。とにかく彼女の前ではかっこつけていたいし、頼られたい。何より彼女だけには“俺が必要”って思わせたい。だから、いずれ入ってくるであろう叔母さんの遺産を担保に、彼女との家を買っちゃうんだ。」

「しょーーーーーーもなっ!」

「おかげで、叔母さんはいつごろ死ぬだろうかと、何度も主治医に探り入れに行くんだ、さも叔母さん思いの甥っ子ぶって。」

「アホや…。」

「ところが叔母さんは一向に死なないもんだから、借金で頭抱えるんだ。」

「ほいで、とうとう叔母はん、殺しよるんか?」

「いいや、まだまだまだ。まだここまではほんの導入だよ。」

「な、なんやて!?」

「ふふ、世間体を気にする気弱な恐妻家で、女の前ではかっこつけつつ、裏では金策も生活もその場しのぎの無計画。なまじっか常識的で優しいゆえに、思い切ったことが何一つ出来ない中年男が、どうして犯罪者になってしまうのか?そして、そもそも誰が殺されるのか?」

「誰殺すん?どうなんの?な、な、言うてえや。ついでにフランス料理だかなんだかは、いつ出てくん?それに毒蛇って出てこんやん?」

「『毒蛇の謎』ってからには、ちゃんと毒蛇は登場するさ。いいかい?動物園にも毒蛇はいるし、男はそこの園長だ。だが、この小説のタイトルのフレンチ警部は、まだ一向に出てこない。なぜかわかるかい?なぜなら、まだなーーんにも事件は起きてないからさ。」

「……!?ほんまや!ほんま、まだなーーーーんも事件起きとらんやん!もう盛りだくさんに思うてたわ!」

「いやいや、これからどうしても犯罪者にならなきゃいけない状況に追い込まれていくのさ。でも、叔母さんは期待通り病死するよ。」

「ほな、遺産もろて一件落着ちゃうん?」

「なんのなんの、クロフツはすごいぞ、ヤギ爺。このあと二転三転して、ついにやっと犯罪が起きるんだ!」

「もう、おなかいっぱいやで?毒蛇とフランス料理、入らへんわ!」

「いやいや、メインディッシュはこれからだよ、ヤギ爺。気弱なやつほど見ててドキドキするものはないさ。とにかくこの園長の危なっかしさが秀逸さ!なんてったって、この男は主犯じゃなくて、はめられて片棒担がされる災難男なんだから!」

「なんやて!?主犯って、ほかにどんなん出てくん?誰が誰を殺すん?園長は何しよるん?あーー、気になってしゃあないわ!」

「だろう?ぜひオススメするよ。」

「ミスター、おおきに!これ読んでみるわ!」


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おすすめの1冊(上)


かるてっとん座談会

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 おすすめの1冊 (上)       


 ヤギ爺 [×] ミスター・ペン


「ミスター、ミスター、なんかオススメの本ないやろか?去年、読書の秋に読書し忘れてん。せやから夏のうちにもう読み始めとこう思って。」

「ほう、真夏に読書か。なかなかいいじゃないか。で、どんなのが読みたいのかね?」

「そやな、飽きひんやつがええな。次々事件が起きるやつとかな。」

「次々に事件ねえ…。それなら推理小説だな。連続殺人事件ものなら肝試し代わりに“真夏の夜”にピッタリだぞ。」

「いやいや、夜は目ぇ疲れんねん。昼間読みたいわ。明るい殺人事件がええわ。」

「…明るい?殺人で?」

「なんや、ややこしいトリックっちゅうのは肩凝るしな、そんなんもいやや。あと、人が多過ぎて誰が犯人か考えるんのもしんどい。わかりやすいの、あらへん?」

「無茶苦茶だな。しかし、まかせたまえ。“読書マイスター”と名乗っているのは伊達じゃないってところをお見せしよう。」

「さすが、ミスター!」

「やあ、ありがとう、ありがとう。まず、わかりやすいといえば倒叙推理小説だ。」

「とうじょ?なんや、それ?」

「『刑事コロンボ』みたいに、最初から犯人がわかっていて、犯罪を犯す犯人側から始まる小説だ。」

「おう、それそれ!コロンボみたいなん、考えんでええから好きやわ。」

「次に、殺人に“明るい”はありえないが、陰湿でもなく残酷でもないのにしよう。それでいて飽きないとなれば……、巻き込まれ型だな。しばし待て。」

・・・・・・・・・・・・

「ヤギ爺!いいのがあるぞ!『フレンチ警部と毒蛇の謎』だ!」

「ほう、フランス料理みたいやな?なんやわからんけど、毒蛇かいな、ええやん、どんなん?」

   【フレンチ警部と毒蛇の謎】F・W・クロフツ

「これはな、恐妻家の動物園の園長がな、暴言と浪費ばかりの妻へのストレスをギャンブルにつぎ込んで、お金もギリギリ、家庭もギスギス。かといって妻を殺すわけじゃない。なぜなら園長には、独り身で金持ちで病身で高齢の叔母さんがいるからだ。数ヵ月しのげば遺産が入るだろうと、それだけをめちゃめちゃアテにして過ごしてるんだ。」

「なんや、同情したいような、したくないようなやっちゃな。」

「そう、園長という地位もあり世間体の見栄えもいい。けれど小心者で優柔不断で人目を気にしてばかりで、スカッとした部分のない男だよ。そんな男が、ある日、妻とは真逆のおしとやかな女性に一目惚れするんだ。」

「おっ、ロマンスもあるんかいな!」

「うむ、今のパッとしない日常がずっと続くような気がしていた中年男が、数十年ぶりにときめいちゃったのだ。」

「どえらい奥さん持ちじゃ、そりゃあ、しゃあないわ!」

「金の余裕もないけれど、彼女に会いたい、気に入られたい。そうなると、男ってのはいくつになってもバカさ。デートするために借金しては、ギャンブルでたまたまツキがついて返す…って綱渡りみたいな生活をし出すんだ。」

「ツキがくるなんて、むしろ才能あるんちゃう?」

「ん?妻に気づかれないように平静を装っては抜け出し…金を借りては近所の人に遭遇しないようにレンタカー借りて遠出でデートし…ギャンブルで一山当てては借金を返す……うむっ、確かに才能あるな!ま、とにかくだ、ある時、彼女が職を失ってしまい、田舎に帰ると言い出すんだ。」

「ほう、さては、ついに鬼嫁やってまうんか?」


この続きは おすすめの1冊(下)に続きます。一切、ネタバレしませんのでご安心を。




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かるてっとん キャラクター紹介



【かるてっとん】

粘土で作った、きりん・ぺんぎん・やぎ・もぐらの4匹。

彼らのまったりゆるゆるした日常会話をお楽しみください。

部屋や小道具は、段ボールやアイスクリームの棒など、ほぼ廃材をリサイクルして作っています。

フォトグラフィーは 【Instagram】quartetton.halfway にて公開しております。

こちらでは、かるてっとんのキャラクターを活かしたオリジナルストーリーをお届け致します。


 


  マダム・ジラフ

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おしとやかで世話好きだが、浮世離れした悪意のない毒舌家。

サロンと称してティータイムにおしゃべりをするのが好き。

趣味は編み物。 好きな花はドクダミ。                                                           


 ミスター・ペン

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自称『歩く常識』というだけあって、生真面目。

読書家で知識が豊富なのが時々邪魔をして、何事にも二の足を踏むタイプ。

自由奔放な3匹に振り回される毎日。


  リトル・モグ

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のほほんとして自分では気づいていないが、何でも潰しの効く天才肌。

発想力が豊かでしばしば周りを驚かす。

無邪気で純粋ゆえ、時々遠慮のない辛辣発言をしているが、本人はやはり気づいていない。



  ヤギ爺

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関西弁のようなものをしゃべり、思いつきで行動しまくるが、すぐ目移りする。

❛爺❜と呼ばれてはいるが、あくまでも見た目だけであり、実は若いのかも。

『思い立ったが吉日』がモットーで、しばしば3匹を巻き込む。



こんな4匹=かるてっとんの世界をご紹介していきます♪♪



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